みやわきろく

団地でのびのびひとりぐらし

読んだ本(2021年5月)

記録も兼ねて5月に読んだ本を紹介します。
前回のまとめはこちら
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試験も終了したし引っ越しもしたしで5月は読む時間が増えた…と思いきやPS3を買ったり出社日数が激減したりで結局思ったほど読めなかった気がする…習慣づけないとだめですね。
Kindle Unlimitedの5月新入荷が個人的にショボすぎたので6月に期待したいところ。漫画よりも文芸とビジネス書もっと増やしてくれ〜!

5月に読んだ本

失はれる物語 / 乙一

唯一のUnlimited対象本。短編集だということもあって通勤のバスの中でサクッと読めた一冊でした。
交通事故で右腕の感覚だけが残った主人公は妻が腕をピアノに見立てて指先から奏でられる「音色」で世界を知る…という表題作もなかなかに切なく心を掴まれるものだったけど、一番好きなのは「手を握る泥棒の物語」。ググったら映画のDVDが出てきて「映画になるほど長い作品じゃないよね?」と思ったら、映画版は大幅にシナリオが改編されている模様…単発ドラマならそのままできそうなんだけどなあ。

主人公が犯罪に手を染めるまでの葛藤と恐怖心をみていると、罪を犯す人のすべてが根っからの悪人だというわけではないのだということを思い知らされる。この主人公も、自分の夢の実現まであともう一歩というところで道が閉ざされ、追い詰められた結果犯罪に手を染めてしまった。
結果としてそれが被害者である彼女を救うことになったのも、彼が本来は悪人ではなく心の優しい人間だったからこそ。

そしてアイドルの子が救われて本当によかった…親から無理強いされて、というあたりであなたもか!と共感するところがあったし、やっぱりある程度は第三者からの助言などがないと、家庭という呪縛からは逃れられないのかもしれないなあと感じた。


異性 / 角田光代、穂村弘

異性

異性

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半年以上前に買ったまま全然読み進められていなかった本。角田さんと穂村さんが「男女」「恋愛」に関する考えをそれぞれの視点で交互に述べていくものなんですが、コロナ禍で好きな人とも全く会えず恋愛に興味がなくなり始めたあたりの時期から読む気をなくしてしまい、ずっと放置してしまってました。

男女が集まった際に発生する「あるある」について、男女それぞれの視点でその心理を解釈しようとする試みが面白かった。
正直そんなに長く味わいながら読むようなものでもないので、恋愛に興味があるうちにサクッと読み終えておけばよかったかな…


お探し物は図書室まで / 青山美智子

青山美智子さんの作品は他に「木曜日にはココアを」を読んだことがあって、群像劇の描き方がすごく好きだったので買ってみたのがこの本。まだ文庫になってないんですね。

コミュニティセンター内の図書館にいる司書さんを中心に、訪れた人々が本と関わることで人生を変えていく話。
話自体はフィクションなんだけど、司書さんが案内する本が実在する本だというところが素晴らしい。「ちょっと読んでみようかな」という気持ちにもなれるし、実在する本だからこそ司書さんがなぜこの本を彼らに選んだのか?がよく理解できるようにも思えます。

司書さんの見た目が「白熊」「ベイマックス」などなどいろんなものに例えられているのも面白かった(笑)見る人によって印象は違うし、見え方も違うということなのかもしれないなあ。

読みかけの本

5月に読み始めたものの途中になっている本を紹介してこの記事の結びとしておきます。

脳科学・神経科学の観点から「モチベーション」「ストレス」「クリエイティビティ」を考える本。
脳や神経の名称が多々出てくるので少しとっつきにくさはあるものの、「巷でいわれているこれって脳や神経の働きからこう説明できるのか!」と発見できるところもあり面白い本です。噛み砕きながら読もうとすると時間がかかってしまうのが難点。Unlimited対象。

「52ヘルツのクジラたち」の町田そのこさんの小説。ジャケ買いです。表紙の絵以外何も見ずに買ってしまった…
門司港の近くにあるコンビニを舞台にした話。かなりコメディ色が強いです。テレ東の深夜枠でドラマ化してそうな感じ。笑
町田さんというと「ぎょらん」のイメージだったのでこんなコメディタッチの強い作品も書くのか〜と意外に感じました。疲れているときでも肩の力を抜いて読めるところがいい。しばらくは会社帰りのバスの中で読む用にしようと思います。