みやわきろく

団地でのびのびひとりぐらし

170万円の借金を7ヶ月で完済した方法

今なお続いているコロナ禍。生活は制限され、楽しみも次々と奪われていった。
何度も書いているがわたしはコロナ禍により推しが事務所ごと解散するという目に遭ってしまったので「コロナさえなければ」と思うことの方が圧倒的に多い。

しかしそんなコロナ禍にも、感謝していることがひとつだけある。
自分自身の生活を見直すきっかけをくれた、ということだ。

リボ払い+キャッシングという愚の骨頂

わたしは家庭で健全なお金の使い方を学べなかった、かつ自分でも学ぼうとしていなかったために、30歳にもなるというのにリボ払い残高+キャッシングで計170万円の借金を抱えてしまっていた。
クレジットカードの明細を見る度に「何とかしなければ」と思ってはいた。少しずつ返済しようとしてもいっこうに減らない残高に焦りを感じてもいた。
だが、推しのライブに通うのだけが生きがいだったわたしはどうしても推しへの課金をやめることができず、また人一倍見栄っ張りであったがために「生活水準を落として返済を優先する」ということもできなかったので、ずるずると手数料だけが嵩み続けるような状況に陥ってしまっていた。

ちなみに今はというと、借金の原因になったエポスカードゴールド*1は光熱費と医療保険の支払い*2以外では封印しており、完済してから取得したAmazonマスターカードゴールドについてはリボ払いの上限額をカード限度額まで引き上げ、全額リボ払い=一括払いの状態にして健全な経済状況を保つよう意識している。

課金先が消滅した

コロナ禍もあって、予定されていたツアーはすべて中止。手持ちのチケットは払い戻しがされることになった。
チケットを10枚近く持っていたので払い戻し手続きにより突然35,000円が降ってわいたところで、わたしはふと我に返ってしまった。

わたしは毎回、ツアーがあるたびにこんなにお金を使っていたのか?

ライブなりコンサートなりに行ったことのある人ならわかるだろうが、ライブの費用はなにもチケット代だけで済む話ではない。ライブハウスでの公演なのであればドリンク代がかかり、グッズを買ったりもするし、地方公演なのであれば交通費や宿泊費もかかってくる。これまでは何の違和感もなくそれらにお金を使っていたが、チケット代だけでも手元に戻ることによって、ふと現実を見てしまったように感じてしまったのだ。

そして、あの頃の状況でもしもライブが開催されていて、そこに行っていたとあればバッシングを受けてしまう。社内では「ライブハウスには行かないように」との通達も出ていた。

たった1時間と少しの時間のために、非難を覚悟してまでお金をかけて推しに会いに行く。

本当にそれでいいのか?
そんなことをしている場合ではないんじゃないか?

そう感じたわたしは、すぐさま断捨離と生活費の見直しを始めた。

「モノ」と「生活」の見直し

最初に取り組んだのは、「自分がいつ、どのようにお金を使っているかを知る」ことだった。シンプルに家計簿をつけるというところから始めた。
最初の月は予算を決めず、使った金額を費目ごとに分けてひたすら記入することにした。支払いはクレジットカードではなく、極力現金、またはデビットカードを使うように心がけた。手持ちがないのに決済できてしまうから後で破綻してしまうわけで、「手持ちがなければ買えない」という意識を取り戻さなければならなかったからだ。

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当時の家計簿

そして把握できた支出額をもとに予算を決め、翌月からはその範囲内でやりくりをすることにした。

次に取り組んだのは断捨離だ。
わたしは元コスプレイヤーであり、その流れでカメラもかじっていたため複数のレンズを所有していた。こんな状況で誰かを撮影することはもうないだろうと判断し、一番使い勝手のいい35mm単以外はすべてメルカリに出品した。なぜか残していた旧機のEOS 7D*3も出品した。

そして、ライブに行くたびに買っていたチェキもすべてTwitter上で譲り先を探し、買い取ってもらうことにした。
V系界隈ではライブのグッズとして「当日チェキ」が売られることが多い。当日チェキにはサインが入っているいわゆる「レアチェキ」があるのだが、レアチェキの中でも本当に好きな写真を数枚だけ残してその他はすべて譲ることを決めた。断捨離で捨てられてしまうよりは、求めている人のところに行ってくれる方がいい。

その頃支給された定額給付金と払い戻されたチケット代、チェキを売ったときのお金、メルカリでの売上はすべて借金の返済に充てた。特にメルカリでの売上はトータル10万円を超えていたので、かなり返済の助けになっていたように思う。

月々の返済+ボーナスを駆使して完済

それからはコツコツと、地道に返済するばかりだった。月に5万円ずつ支払うというコースに設定し、毎月減っていく残高を見てモチベーションを保っていた。

これまで何も考えずにお金を使っていたところが、急に「予算」というものが現れて自由に使えなくなってしまった。欲しかったものは来月まで、いや借金を完済するまでは我慢しなければならない。
じゃあ、いつになったら開放されるのか?どうにかして繰り上げられないか?そんなことばかりを考えて日々を過ごしていたように思う。

タイトルを見て「そんな魔法みたいな方法があるのか!?」と思った方もいるかもしれない。もしも本当に返済に悩んでいる方、返済期限に追われている方がいたら申し訳ないのだが、これ以上借金を増やさないようにし、きちんと計画を立てて、地道に返し続けるしか方法はない*4と思う。

わたしは正社員として働いておりボーナスもいただける立場にあったので、いただいたボーナスはすべて返済に充てることにした。コロナの影響もあり、ボーナスをいただいたところで使いみちもないため全額を躊躇なく返済に充てられたというのは大きい。2020年夏のボーナスでキャッシング分の35万円を完済、冬のボーナスで残りのリボ残高をきれいさっぱりなくすことに成功した。

完済したときの晴れやかな気持ちは忘れることができない。
長らく続いていた戦いに、自分の力できちんと終止符を打つことができた。

これまでずっと、「お金がないのに浪費してしまう」ことに悩まされてきた。いい年をして貯金がまったくないことを負い目にも感じていた。借金を返済し続ける生活が、永遠に続くのかもしれないとすら思っていた。
しかし実際は違った。わたしはきちんと自分の生活を見直し、改善することができた。見栄を張り無い袖を振ってしまうという心の弱さにも、きちんと正面から向き合うことができた。もう同じ過ちを繰り返すことはない。どれだけ見栄を張ったところで、結局自分は自分でしかないのだということに気づいたからだ。

荒療治の弊害

わたしが取った方法は、要約すると「趣味を一旦すべてやめ、支出を極力減らし、返済を最優先にすること」だった。
極端に切り詰める生活を送っていたため、完済後にもその消費マインドが残ってしまっている。自分自身にお金を使うことができなくなってしまったのだ。
何をするにも「こんなお金を使っている場合ではないんじゃないか」と一度考えてしまう。たとえそれが自分自身の生活を豊かにするものであっても、だ。

例えばわたしの部屋には今折りたたみ式のローテーブルしかない。今こうしてブログを書いているのも、勉強をするのも、在宅勤務も、食事をするのも、すべてこのテーブルだけで行っている。

同じ商品はもうないようだがこんな感じのテーブル

ソファーとの高さが合っていないため必然的に床に座って作業をすることになる。ブログ執筆や食事程度なら短時間なので問題ないものの、長時間となると腰が痛くなってくる。自分の体に負荷がかかっているとわかっているのに、「新しい机を買うなんてとんでもない。そんなお金はない」と思い込んでしまっている。

その罪悪感をほんの少し拭い去ってくれたのが、先日初めて行ったまつげパーマだった。

mywk6.net

まつげパーマ自体が生きるために必要かというとそんなことはない。ビューラーで代替できるものだし、そもそも美容に関することなのでやらなくたって生きていける。
だが、6000円近くをかけて自分の顔をきれいにしてもらい、かつ顔の色んな部分を褒めていただいたという体験は、わたしは投資する価値のある人間だったのだということを認識するのには充分すぎるものであった。これをきっかけにエステにも興味が出てきたし、「家が狭いから我慢する」「ありもので我慢する」ということをやめてみようかな、とも思えた。

もちろん湯水のようにお金を使うということはできないけれども、自分の生活を豊かにするためならばもう少しお金を使ってもいいのではないか。そんな風に今は感じている。

*1:28歳くらいのときにインビテーションがきてからずっと使っている

*2:エポスカードには特定の支払いのみポイントを3倍にできるという制度があり、ガス・電気と医療保険だけを登録した

*3:今使っているのはMarkIIの方

*4:債務整理などは別として